学術集会会長挨拶

日本医療マネジメント学会第25回神奈川県支部学術集会
学術集会会長 服部 智任(海老名総合病院 名誉院長)

このたび、日本医療マネジメント学会 第25回神奈川県支部学術集会を開催させて頂くこととなりました海老名総合病院名誉院長の服部と申します。

本学術集会では、
「たくみ」から「しくみ」へ ~質と効率の両立を目指して~
をテーマに掲げました。

加速する超高齢化社会、医療・介護人材の不足、制度改革など、私たちを取り巻く環境はますます厳しさを増しています。現在、多くの病院が赤字を強いられています。このような現状を、日頃は批判的な論調で発信するような一部メディアですら、危機的状況と行った言葉を使い世論に訴えています。そのような環境の中で、私たちは個々の医療従事者の「たくみ」の技や経験を、組織全体で共有し、持続可能な「しくみ」へと発展させ、効率的で質の高い医療提供をしていくことが求められています。

本集会では、特別講演、シンポジウム、一般演題発表、ランチョンセミナー、企業展示などを通じ、多職種が一堂に会し、医療の質を維持・向上させながら効率性も高めるための実践知を共有し、議論を深めてまいります。

皆さまにとって学びと交流の場となるよう、準備を進めております。多数のご参加を心よりお待ち申し上げております。